「海外に留学したいけど、費用が心配…」そんな不安を抱えていませんか?
実は、そんな悩みを解決してくれる夢のような制度があるんです!それが、返済不要の奨学金を提供する「新・日本代表プログラム」。このプログラムなら、費用の心配をすることなく、海外での学びにチャレンジできます。
今回は、この「新・日本代表プログラム」の奨学金制度について、ご紹介します。プログラムの概要から、奨学金制度の詳細まで、最後まで読めばあなたの留学への一歩がぐっと近づくはずです!
トビタテ!留学JAPANとは?
文部科学省は、日本の高校生や大学生が海外留学に積極的に取り組むことを目的として、2013年に「トビタテ!留学JAPAN」を立ち上げました。
2023年度からは新たなビジョン「日本の若者が世界に挑み、“本音と本気”で国内外の人々と協働し、創造と変革を起こす社会」及び、コンセプト「Challenge,Connect,Co-create」を掲げ、第2ステージに移行しました。
主な施策として、5年間で高校生4,000人以上、大学生1,000人以上を対象に、返済不要の奨学金を提供する「新・日本代表プログラム」があります。
今回はこの「新・日本代表プログラム」の奨学金制度について、解説していきます。
返済不要の奨学金を支給する「新・日本代表プログラム」
「新・日本代表プログラム」は、社会に新しい価値や変革をもたらす「グローバルリーダー」を育てることを目的としています。
高校生に対しては、世界を探究しイノベーションを生み出すリーダーを、大学生には、積極的に社会を変える力を持ったリーダーを育成することを目指しています。
大きな特徴として、高校生の段階から海外での経験を積むことで、将来の留学につなげるサポートを強化しています。これにより、若いうちからグローバルな視点を持ち、成長する機会が広がります。
実際にどれくらいの奨学金が貰える?
では、「新・日本代表プログラム」を利用することで、実際にどれくらいの奨学金が支給されるのか、見ていきましょう。
まず、支給される内容として、以下の3つに分類されます。
- 奨学金・・・留学計画の実行にかかる現地活動費を支援。
- 留学前準備金・・・事前・事後研修参加費、往復渡航費、査証取得や予防接種等、留学準備にかかる費用の一部を支援。
- 授業料・・・諸外国等の大学等(大学,大学院,短期大学,高等専門学校又は専門課程を置く専修学校に相当する諸外国等の高等教育機関をいう。)における授業料を支援。
この3つの支給内容は高校生向けコースと大学生向けコースで少し異なるので、それぞれ確認していきます。
高校生向けコースの奨学金概要
高校生向けのコースでは、奨学金(授業料含む)・留学準備金が支給されます。
奨学金(授業料含む)は留学先によって支給額が異なり、12万円/16万円(月額)が支給されます。
留学前準備金も同様に留学先によって支給額が異なり、15万円/25万円が支給されます。
※1 奨学金月額は、機構が実施する国内の貸与奨学金「第二種奨学金」に掲げる家計基準を満たしている場合(家計基準内)と超えている場合(家計基準外)で異なります。
※2 奨学金は、支給対象月の数に応じて奨学金額を支払します。カレンダー上の月の数ではありません。なお、留学計画の実行にかかる全ての費用(実費)を支援するものではありません。
※3 留学準備金については、円安や急激な物価高騰を鑑み、上記の支給金額に加えて、アジア地域60,000円、その他の地域100,000円を増額して支給します。
※4 以下の除外国は除く。
アゼルバイジャン、アルバニア、アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、エストニア、カザフスタン、キルギス、ジョージア、クロアチア、コソボ、スロバキア、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、トルクメニスタン、ハンガリー、ブルガリア、ベラルーシ、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア共和国、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア
支給される奨学金 の計算方法
支給される奨学金は、奨学金月額(地域毎に異なる)に支給対象月数を掛けることで算出できます。
支給対象月数は、留学期間の日数を31日で除した数(小数点以下切り上げ)です。
- 支給対象月数 = 留学期間(活動期間)の日数 ÷ 31 ※小数点以下切り上げ
- 奨学金の支給額 = 奨学金月額 × 支給対象月数
下記の条件で留学した場合を想定して、奨学金の支給額を計算してみます。
- 留学先:北米
- 留学期間:50日間
- 奨学金月額:16万円(家計基準内)
- 支給対象月数 = 50日(留学期間) ÷ 31日 = 1.61ヶ月 ⇒ 2ヶ月
- 奨学金の支給額 = 16万円(奨学金月額)× 2ヶ月(支給対象月数) = 32万円(総額)
上記の場合は総額 32万円の奨学金が支給されることになります。
これに追加で、北米の場合だと留学準備金が250,000円+100,000円の350,000円支給されるので、金額で見るとかなり手厚い制度だというのがわかります。
大学生向けコースの奨学金概要
大学生向けのコースでは、奨学金・留学準備金・授業料が支給されます。
奨学金は留学先によって支給額が異なり、12万円/16万円(月額)が支給されます。
留学前準備金も同様に留学先によって支給額が異なり、15万円/25万円が支給されます。
授業料は全地域共通で30万円が支給されます。
※1 奨学金月額は、機構が実施する国内の貸与奨学金「第二種奨学金」に掲げる家計基準を満たしている場合(家計基準内)と超えている場合(家計基準外)で異なります。
※2 奨学金は、支給対象月の数に応じて奨学金額を支払します。カレンダー上の月の数ではありません。なお、留学計画の実行にかかる全ての費用(実費)を支援するものではありません。
※3 留学準備金については、円安や急激な物価高騰を鑑み、上記の支給金額に加えて、アジア地域60,000円、その他の地域100,000円を増額して支給します。
※4 以下の除外国は除く。
アゼルバイジャン、アルバニア、アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、エストニア、カザフスタン、キルギス、ジョージア、クロアチア、コソボ、スロバキア、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、トルクメニスタン、ハンガリー、ブルガリア、ベラルーシ、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア共和国、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア
支給される奨学金の計算方法
大学生向けのコースの場合、ひと月の留学日数が15日を超える場合に支給対象月としてカウントされ、当該月の奨学金が支給されます。
下記の条件で留学した場合を想定して、奨学金の総額を計算してみます。
- 留学先:北米
- 留学期間:40日間
- 奨学金月額:16万円(家計基準内)
- 支給対象月数 = 40日(留学期間) = 30日(1ヶ月)+10日 ⇒ 1ヶ月
- 奨学金の支給額 = 16万円(奨学金月額)× 1ヶ月(支給対象月数)= 16万円(月額)
上記の場合は2ヶ月目の留学日数が15日未満のため、総額 16万円の奨学金が支給されことになります。
これに追加で、北米の場合だと留学準備金が250,000円+100,000円の350,000円と授業料が300,000円支給されるので、大学生コースは高校生コースよりもさらに手厚いですね。これなら、お金のことをある程度心配せず留学に挑戦することができます。
まとめ
今回ご紹介した「新・日本代表プログラム」は、返済不要の奨学金を提供する夢のような制度で、費用面での不安を抱える学生にとって大きなサポートとなると思います。
下記に本記事の重要なポイントをまとめます。
重要なポイント:
- 返済不要の奨学金等:留学中の費用を全額支援ではないが、現地活動費や授業料、留学準備金が支給される。
- 奨学金の支給額:最大で16万円/月の奨学金が支給され、大学生向けのコースの場合は授業料も30万円までの支援を受けられる
この奨学金制度を利用して、グローバルに挑戦する道を切り開きましょう!
下記の記事では、オンライン英会話「ネイテイブキャンプ」を利用して、トビタテ留学の準備をする方法を紹介しているので、こちらも是非チェックしてみてください!