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トビタテ17期必見!過去全ての倍率推移と 16期選考結果をグラフで徹底分析!

どーも!トビタテ4期生のT.T.です!

今回は、トビタテ!留学JAPAN大学生コースの全期(1期から16期)倍率推移をまとめました。

また、16期は採用予定人数と実際の選考結果を踏まえて詳しく分析してみました。
これからトビタテを目指す皆さん、特にトビタテ17期を目指す方の参考になれば幸いです。

過去にトビタテの倍率推移を分析した記事はこちら

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目次

トビタテ!留学JAPAN 全期(1期から16期)の倍率

【2024年】トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム

トビタテ1期から16期までの応募者数と合格者数、倍率を表とグラフにまとめました。

グラフは、応募者数(青)と合格者数(橙)が左縦軸の棒グラフ、倍率(赤)が右縦軸の折れ線グラフです。

過去の記事でも話しましたが、全体的に奇数期(1期、3期、5期~)の応募者数が多くなっている傾向にあるのは、やはり留学時期の関係だと思います。

トビタテの留学時期は奇数期が8月~3月、偶数期が4月~10月です。海外の大学は一般的に9月から新学期が始まるので、それに合わせようと思うと奇数期がベスト、ということになります。

また、コロナ禍の影響もあって12期や14期は応募者数がガタッと減っているため倍率は2.2倍と過去最低となっていますが、15期や16期は応募者数が元の水準まで戻った+合格者数が圧倒的に減少したことにより、倍率が1期以来の5倍を超えました。

次回(17期)の倍率は?

次回(17期)はコロナ禍以降2回目の奇数期であるため、15期よりもさらに応募者数が多くなると思います。また、17期の募集要項を確認すると、15期や16期と同様に採用予定人数は250名でした。

合格者数は変わらず応募者が多くなると予想されるため、倍率は15期や16期と同程度もしくはそれ以上となる可能性が高いです。


ただ、倍率が高くても低くても準備としてやることは変わりません。

しっかり準備をして受験に臨むために、まずはトビタテがどういう人材を求めているか調査するところからです。

実はこのトビタテ、15期から第2ステージが開始しています。それに伴って募集コースなども変わっていますので、次からそちらを紹介します。

トビタテ!留学JAPAN 第2ステージ開始

2013年度から始まったトビタテ、徐々に留学生の数は増加していたのですが、新型コロナウイルスの影響を受けて2020年度に前年度比98%減となってしまったようです。

そこで、コロナ禍で落ち込んでしまった留学数を少なくとも2027年度までにコロナ前の水準に回復することを目指して、2023年度から2027年度をトビタテの第2ステージとして始動しています。また、それに伴って第2ステージからこれまでのコース分けから変更されました。

第1ステージ(~第14期まで)

  • 理系、複合・融合系人材コース
    • 未来テクノロジー人材枠
  • 新興国コース
  • 世界トップレベル大学等コース
  • 多様性人材コース

第2ステージ(第15期~)

  • イノベーターコース
  • STEAMコース
  • ダイバーシティコース

第2ステージの各コースの内訳を見たところ、STEAMコースが元々の理系、複合・融合系人材コース、ダイバーシティコースが元々の多様性人材コースとほぼ同じだと思います。

また、新興国コースと世界トップレベル大学コースがなくなり、イノベーターコースというものが新設されています。

募集要項では、イノベーターコース欄に『新たな価値を創造しようとする(ゼロをイチにするような)挑戦的な留学計画』と記載があるので、
分野問わずチャレンジ精神溢れる留学計画を求めている、ということになります。

次からは、実際の選考結果を見てみたいと思います。

大学生対象(第16期)の選考結果

イノベーターコース

採用予定人数50人に対して42人の採用となり、採用予定人数を若干下回る結果となりました。50人と枠が少ないものの、実採用数が採用枠未満ということで、やはりこれまでと同様に応募者が一定の選考基準を満たしていない場合は、採用枠が余っても合格は出せないという方針になっていますね。

イノベーターコースは、分野問わず挑戦的な留学計画を求めているということで、正直相当レベルの高い留学計画を求められていると思います。

倍率は最も低いですが、採用枠を余らせるほどなのでしっかりとした留学計画を練っていく必要があります。

トビタテHPにイノベーターコースで現在留学をされている方の例が載っていたので見てみると、

スウェーデンとアメリカで女性の社会進出を学び、多くの女性起業家にインタビューを実施し、フィリピンの売春女性を社会起業で解決するために邁進中

とのことでした。字面でもわかるようにとても挑戦的な留学計画だと思うので、新たな価値創造・挑戦的な部分を強く意識した留学計画にすべきだと思います。

それこそ文系の方だとダイバーシティコースとどちらにするかとなったとき、スポーツや芸術などでこれといった実績がないようなら、留学計画をしっかり立ててイノベーターコースに応募する方が倍率だけを見ると入りやすい気がします。ただ、採用枠を余らせている通り一定の基準は超えないといけないので、手を抜いてもいいというわけではないですが笑

少なくとも選考基準を満たしていると判断されれば、他の応募者の出来は関係なく合格できるはずです。

イノベーションを起こせるような人材であることをアピールする必要があるので、新たな価値を創造しようとする姿勢や、課題解決に向けて独自の考えをもって取り組めるといった部分を留学計画や面接の際にはアピールしたいですね。

STEAMコース

採用予定人数100人に対して、実際の採用者数は101人となりました。元々の理系、複合・融合系人材コースを応募しようとしていた人材、つまり理系やIT人材がこちらに応募すると思います。

コース名のSTEAMも、Science・ Technology・ Engineering・Art・ Mathematicsそれぞれの頭文字のようなので、これまでの理系人材コースということになりますね。

倍率は4倍程度なので、昔と同じか少し上がっているくらいかなと思いますが、難易度は確実に上がっているでしょうね。

というのも、僕がトビタッた2016年ごろではDeepラーニングという言葉が出始めくらいのタイミングでした。

当時からAI系の人材はいたのですが、本当に知能トップ層がAI系の研究をしていて、他は建築とかも結構いて雑多でした。

ただ、近年は、AI、メタバース、拡張現実、ブロックチェーン、WEB3、3Dプリンタ、ロボティクスなどIT系に難易度は高いが、今後確実に世界の成長産業になると言われる技術があります。

特にAIですね…

国も民間もこぞってAIエンジニアを欲しているため、AI系のエンジニアの合格率が高いんじゃないかなと推測しています。

次いで他のIT技術に関する留学も。

なぜならこれらの人材は留学させることで将来有望な人材、日本企業が欲しい人材になる可能性が高いからです。

100人程度の募集だと半分以上はこれらのジャンルの留学志望者が合格しているのでは?と思いました笑

なので、もしSTEAMコースを受験する際は、AIや先端技術を学んだり絡めるような留学にするべきだと個人的には思いました。

ダイバーシティコース

以前の多様性人材コースのときから最も人気のコースになります。

なぜ人気なのか?

答えは明白で、元々英語が好きで語学留学したいと考えている文系がこぞって集まるコースだったからです。

また、最も自由度の高いコースだったからです。

プロジェクト当初はこのコースがトビタテの花形と言っても過言ではなく、アスリートやアーティストなどいい意味で変人ばかりのコースでした。

僕が思うに、このコースが今も残っているのは、トビタテ留学ジャパン自体が、”多様性”を理念として掲げているため、このコースを外せないんだと思います。

ただ、このコースからは将来経済的なリターンをもたらす人材が現れにくいジレンマもあるんじゃないかと思います。

そのため、このコースはプロジェクトの理念に加え、トビタテ自体の魅力、志望者を増やすためのコースとして存続しているのかなと思いました。

なのでこのコースで勝負するなら、圧倒的な実績はもちろん、ユニークな内容×すごい実績×今後トビタテや支援してくれた企業に価値をもたらせられる人材であることをアピールするべきかと思います。

例えばですけど、youtubeやSNSなどですでに大きな影響力を持っていれば、実績もあるしトビタテを宣伝してくれそう!となるので採用しやすいですよね。

僕の知っている多様性コースの学生ですごく良い留学計画だなと思ったのは、パルクール留学です。

当時パルクールってまだそこまで有名じゃないけど聞いたことはある、なんかすごい、かっこよさそうっていうスポーツでした。

そこで、今世界ですごく流行り始めていることをアピールした上で、日本にはまだコミュニティや練習環境、指導者が十分でない。

そのため、海外に留学したいんだと伝えていました。

将来的にyoutubeやSNSを通じてパルクールを発信していきたい。と言った場合、数字が取れること、インフルエンサーになる可能性があることが想像できますよね。

そしてトビタテのダイバーシティコースでしか留学できないというのも伝わりますよね。

こういう面接官が採用させるのに十分な理由、根拠、説得力がある留学が受かるんです。

どんな留学が受けるのか、どうすれば採用してもらいやすく映るのか、そのために何を伝えたら良いのかを徹底的に考えてみてください。

以前より合格しにくくなってる?

今回のデータや仕組みも踏まえて、少し以前よりも合格するのが難しくなっている気がしています。理由としては2つあって、

1.世界トップレベル大学コースがなくなったことで、そこを受験するはずの人が他のコースで受験することになる

ライバルの質が上がってくるだろう、という予想です。なので、どのコースを狙うか・留学計画書をどう書くかの戦略は重要なのはもちろん、受験者のレベルが高い可能性があるので、見えている倍率よりも合格するのは大変かもなーと思っています。

2.単純に全体の採用枠が減っている

第14期までは全体の採用枠は400名でしたが、第15、16期では250名に減少していました。

なぜ減少しているのか。

これは予想ですが、トビタテOB達の帰国後の結果が良くないからだと思います。

当初様々な人材を海外に送り込むことで、グローバル人材を育てて、日本の学生レベルを上げる、日本企業にも恩恵があるという想定だったと思います。

そのため、大手企業に営業をかけ、とんでもない金額の募金をしてもらえていました。

要は投資だったんですよね。

しかし、それだけ投資したにも関わらず、対して見返りが得られないと感じた企業からの寄付が減っていったんだと思います。

これは憶測ではなく、ここ数年トビタテOB向けのメールでも就職先や現在働いている企業などのアンケートなどは以前より来るようになった印象です。

トビタテ留学した学生のキャリアがどうなっているのかを調査し、その結果を寄付してくれた企業に報告したり、次の寄付してもらえそうな企業への説明に使っているんだと思います。

日本企業の不振によって寄付する余裕がないとかもあるかもしれないです。

いづれにせよ、枠が少なくなっているというのはトビタテ運営側の意志に反して寄付が集まらないから予算がないからだと思います。

だからこそ、投資してもらうだけの価値がある留学なんだというところを示せる留学計画を作る必要があるんです。

まとめ

今回、久しぶりにトビタテ!留学JAPANの選考結果について分析してみました。

難易度は確実に上がっていますが、僕は考え方次第では受かると思っています。

これからトビタテ!留学を目指す皆さんの受験の参考になればと思います。

各コースの傾向などを捉え、自分の夢が実現できるコースを選び、自分で語れる留学計画書を作成できれば合格はぐっと近づくはずです。
しっかりと準備して、是非応募してみてください!

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