「トビタテに落ちた…」「募集に間に合わなかった…」「トビタテが終わったら、もう給付型はない?」——そんな人向けに、トビタテ4期生の僕が、トビタテ以外の「返済不要(給付型)」留学奨学金の探し方を整理します。
結論を先に言うと、給付型の留学奨学金はトビタテだけじゃありません。むしろトビタテは「有名すぎて倍率が上がっている」制度で、探し方さえ知っていれば選択肢はかなりあります。コツは、やみくもに検索するのではなく「4つの分類」で順番に当たっていくことです。

分類① 国の制度——JASSO「海外留学支援制度」など
トビタテの運営にも関わっている日本学生支援機構(JASSO)は、トビタテとは別に「海外留学支援制度」という給付型の支援を実施しています。
- 大学間協定にもとづく交換留学などが対象(協定派遣)
- 申請は個人ではなく大学経由が基本
- 月額の奨学金が給付される(金額は地域・年度により異なる)
大学生なら、まず自分の大学の国際交流課(留学支援窓口)に「学内で使える給付型留学奨学金の一覧をください」と聞くのが最短ルートです。大学経由でしか応募できない枠は、個人でネット検索しても出てきません。
分類② 自治体——「県名+留学 奨学金」で意外と見つかる
都道府県や市町村が独自にやっている留学支援は、知名度が低いぶん倍率も低めという狙い目ジャンルです。
- 例:埼玉県(グローバル人材育成センター埼玉の奨学金)、兵庫県(県内高校生の短期・長期留学への補助)など
- 「在住◯年以上」「県内の学校に在籍」などの条件が付くことが多い
- 高校生向けの枠がある自治体も少なくない
探し方はシンプルに、「(自分の都道府県名) 留学 奨学金 給付」で検索。加えて、学校の進路指導室・先生経由でしか案内されない枠もあるので、学校にも必ず聞いてみてください。
分類③ 民間財団——海外大進学・分野特化に強い
企業や個人の財団がやっている給付型奨学金です。海外大学への進学者向けや、特定分野(理系・アートなど)に特化したものが多いのが特徴です。有名どころだと、海外大学進学者向けの大型給付をおこなう財団がいくつかあります(柳井正財団、江副記念リクルート財団など)。
- 給付額が大きいものが多い一方、要件(進学先・成績・英語スコア)も厳しめ
- 募集時期が団体ごとにバラバラなので、早めのリサーチが必須
- 応募条件・金額は毎年変わり得るので、必ず各財団の公式サイトで最新要項を確認
分類④ 海外政府系——留学先の国がお金を出してくれる
意外と知られていませんが、留学先の国の政府がお金を出してくれる奨学金があります。
- DAAD(ドイツ学術交流会):ドイツ留学向けのドイツ最大級の奨学金プログラム
- フランス政府給費留学生制度:フランス大使館が毎年募集。書類+個人面接で選考
- フルブライト奨学金:アメリカ留学(主に大学院)の名門奨学金
行き先が決まっている人は、「(国名) 政府奨学金」で検索してみてください。その国の大使館サイトが一次情報です。
探し方の王道:トビタテ公式の「留学奨学金検索」
ここまで4分類を紹介しましたが、実は横断検索できる公式データベースがあります。トビタテ!留学JAPAN公式サイト内の「留学奨学金検索」です。
- 国・自治体・民間の留学奨学金を、行き先・期間・対象で絞り込み検索できる
- 運営がJASSOなので情報の信頼性が高い
「トビタテがダメでも、ここで探せば給付型はまだある」——これはトビタテ受験生全員が知っておいていい保険だと思います。
併給ルールにだけは気をつけて
1つだけ重要な注意点。給付型奨学金は「他の奨学金との併用(併給)」に制限があるケースが多いです。たとえばトビタテにも、他団体からの給付型奨学金との併給に上限ルールがあります。
複数に応募するのは全然アリ(むしろ推奨)ですが、採用が重なったときにどちらを取るか・併給できるかは、必ず各制度の募集要項で確認してください。
よくある質問
Q. トビタテに落ちてから他を探しても間に合う?
A. 制度によります。だからこそ、トビタテの結果を待つ前に「落ちたらどれに出すか」まで決めておくのが理想です。この記事の4分類で、先に候補リストを作っておきましょう。
Q. 高校生でも使える給付型はある?
A. あります。自治体の高校生向け枠と、留学奨学金検索で「高校生」対象に絞り込むのが早いです。
Q. 給付型と貸与型(借りるタイプ)はどう違う?
A. 給付型は返済不要、貸与型は卒業後に返済が必要です。この記事で扱っているのはすべて給付型です。貸与型を検討する場合は、返済シミュレーションまでセットで考えてください。
Q. トビタテが2027年度で終わったら、この記事の制度も終わる?
A. いいえ、それぞれ独立した制度なのでトビタテの動向とは無関係に続きます。トビタテの今後については「トビタテはいつまで?」にまとめています。
まとめ
- 給付型の留学奨学金は「国・自治体・民間財団・海外政府系」の4分類で探す
- 大学生はまず大学の国際交流課、高校生はまず学校と自治体
- 横断検索は公式の「留学奨学金検索」が最強
- 併給ルールだけは要項で必ず確認
- トビタテに落ちても、間に合わなくても、給付型で留学する道はまだある
お金を理由に留学を諦めるのは、探し尽くしてからでも遅くないです。まずは4分類、順番に当たってみてください\(^o^)/
出典・参考(一次情報)
- トビタテ!留学JAPAN「留学奨学金検索」(JASSO運営の横断検索データベース)
- 日本学生支援機構(JASSO)(海外留学支援制度)
- トビタテ!留学JAPAN「新・日本代表プログラム」(併給ルールの参考)
各奨学金の金額・条件・募集時期は毎年変わります。応募の際は必ず各制度の最新の募集要項を公式サイトで確認してください。

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